ヨーロッパの中でも旧ソ連の名残をみたい。

洗練されていないが、鈍いない光を放つ、危険な香りのするヨーロッパを肌で感じたいと思い、

2017年冬に、ルーマニアはブカレスト、ブラショフへ旅立った。

マンホールチルドレン の住処

ブカレストノルド 駅前

マンホール の中から湯気か煙が常に出ている。

ノルド 駅前 建物自体も古く情緒があるが、いかにも治安は悪そうな雰囲気が駅前に漂う。

ノルド 駅 構内 UFO キャッチャーがいたるところにあった。

ノルド 駅から ブラショフ へ向かう。

風情のある列車。旧 ソ連時代から使用されているんだろう。

旧 ソ連製 SL

普通といえば普通だが、風情を感じる向かい合わせ

「 世界の車窓から 」のようだ

さすが東 ヨーロッパ の 12月

今年初雪

ブラショフ に向かう予定が Google Map の動作遅延で見間違えて、駅で降り損ねる。次の駅 ファガラシュ であわてて降りた。治安はいかにも悪そうな田舎町だ。

想定外のトラブル 気温は0度近い。次の列車は3時間後。ファガラシュ 駅は ホームレス しかいない真っ暗な駅だったので タクシー で街に出た。

Taxi の運転手に Restaurant the Corner というレストランを紹介してもらう。

食べ終わっても、外は大雪。しかしWifi も通じず、レイトチェックイン をホテル に電話することもできない。

Trip Advisor にも載っている店だったので少し安心。英語も通じる

Wifi を求めて 2 件目 Hotel のレストラン

安心の選択 カルボナーラ。チーズ の量が尋常ではない。

レモネード を注文。謎の アジア 人が、1 時間以上 レモネード のみで滞在していたので、不審がられる。

ファガラシュ 駅へ戻る。が周りは ホームレス だらけで、真っ暗な ホームで悪臭かつ、からまれるのはしんどい経験だった。

この 2 人は列車待ち。彼女らも ホームレス に絡まれていたが、さすが慣れているせいか振り切り方がうまい。

22 時 40 分頃、無事 ブラショフ行きを出発

ブラショフ駅

夜遅くついたホテルだけど全員優しい

ドラキュラ城ことブラン城へ向かう。この日タクシー運転手と料金についてモメた。とことん口論したので、寒さが吹っ飛んだ。

真冬の大雪のため、観光客は少ない

ドラキュラのモデルとなった、ヴラド ツェペシュ公の画

静かだ。雪がなかったバージョンも見てみたい。

毒々しい感じは一切ない。華やかさもないが、割とお金のある方の城といった感じ。

この時点で、靴はぐしょぐしょで足が凍てつく寒さだった。

ブラショフ駅までのバス。寒さで疲れて寝た



緑のホウレンソウのソテーが、ニンニク入りでやたら旨い。

ビュッフェスタイルの大衆食堂だったが英語も片言で通じて、居心地がよかった。


黒の教会

ブラショフは 1 日滞在

ブカレストへ戻る

ブラショフ駅

シンプルなつくりで、インドの Gaya 駅と似てる気がした。

急遽買ったニット帽

スウェーデン産

夜中にブカレストについた。真夜中のブカレストノルド駅は

治安の良くなさそうな匂いを醸し出していたが、コンビニのは優しく、丁寧にホテルの道を案内してくれた。駅前のこの建物は、風情があって良い

ノルド駅

マンホールタウンへの道

マンホールタウンとチルドレンはいまだ健在だ。

ノルド駅周辺

ドラキュラ公 ヴラドツェペシュのお墓へ

スナゴヴ教会 ヴラドツェペシュの墓

ルーマニアでは、ツェペシュは、トルコからルーマニアを守ったヒーローだ。

こじんまりとした教会だが、彩色が独特で中世感を味わえる。

2017年現在のルーマニア法王

生きている人に祈る場合と、死んだ人を祈る場合、ろうそくを立てる場所がそれぞれ異なる。

中世では、スナゴヴ教会裏は、囚人収容所だった。石畳はその名残

このコーヒーマシーン、そこら中にあるが安くてまずい。でも結構利用した。

革命の塔 ここから前首相チャウセスクはヘリで逃亡した。血で塗り替えた革命。血のりを表現しているところが、生々しい。

国民の館 とにかく横にでかい。

ルーマニアからブルガリアを介してトルコへ陸路国境越え。ヨーロッパの陸路国境越えは初めてだった。

席にテレビ等もついてるがあまり機能しない。ほとんどルーマニア人。このバスでバス会社の指示で全員酒、菓子を Tax free でお金をわたされて、購入する。最終的にイスタンブールでバス会社に回収される。

バス途中休憩

ブルガリアでいったん休憩。

乗客全員ブルガリア紙幣は持っていないので、何も買えず、何も食えず。EUR だと割高になってしまう。

ブルガリアでバス故障。急遽バス乗り換えになった。極寒の森の中でのトラブルに少々焦る。唯一トルコ人の乗客だけが私に見ぶり手ぶりで指示してくれた。